Shopify(ショッピファイ、ショピファイ)ではコラボレーターという概念があり、ストアスタッフとは別枠で管理画面にアクセス権限を与えることができます。この記事ではShopifyコラボレーターについて解説します。
Shopifyコラボレーターとは、Shopifyストアへのアクセス権限を付与された人のことを指します。
Shopifyストアの構築を行う際に、アプリ等の設定がうまくいかない場合などによく活用します。アプリの開発者に連絡をとり、コラボレーターとしてストアの管理画面に入ってもらうことができるため、設定の不備や問題となっている箇所の特定がスムーズにいきます。
コラボレーターのアクセス権限を要求する際には、権限の指定をすることができます。指定された項目以外にはアクセスができないため、適切に確認をすれば安全です。例えばお客様の個人情報が存在する「顧客管理」にはアクセスできないようにするなど、守るべきポイントを事前に把握しておくことが大切になります。
ここではストア運営者側、アプリ開発者側に分かれて、Shopifyコラボレータになるまでにどのような手順を踏むのか、どんな画面が表示されるのかと合わせて解説していきます。
まずはストア運営者側の初期設定について案内します。Shopifyストアでは初期状態でShopifyコラボレーターリクエストを受け付けないように保護が働いています。
設定 > ユーザーと権限 > コラボレーター と進むと下記のような画面が確認できます。
ここに記載のあるコラボレーターリクエストコードがないと、アプリ開発者側からコラボレーターリクエストを送ることができません。
もしもアプリ開発者側に対して、ストアの管理画面を見て欲しいと考えている場合には、このコードを教えてあげると話がスムーズに進みます。
アプリ開発者側ではインストールされているストアの管理画面から、ワンクリックでリクエスト画面を開くことができます。
ストア側にリクエストコードが設定されている場合は、下記のように表示されてリクエストを送ることができません。このように設定しておけば怪しい業者からリクエストが届くことはなくなりますので、設定しておくことをオススメします。
権限はアプリ開発者側が指定することについては注意をしておいたほうが良いでしょう。良心的な開発者であれば、サポートに必要な最低限の権限を要求するはずですが、そうでない場合は必要以上の要求が来る可能性があります。
恐らく大多数の場合は、「オンラインストア > テーマ」や「アプリとチャネルの管理およびインストール」で十分で、必要に応じてメタオブジェクト関連などを追加する程度だと思われます。
アプリ開発者側がリクエストを送ると、リクエストコードが記載されていた設定項目にリクエストが届きます。このときアプリ開発者側が指定した権限を確認ができるため、必要最低限の権限であることを確認しましょう。
この記事ではShopifyコラボレーターに関して、ストア運営者側とアプリ開発者それぞれの立場から権限付与するまでの流れを解説しました。ストアの設定に行き詰まった際などの参考になれば幸いです。