新型コロナウィルスの蔓延以降、オンラインで製品説明やデモを行う機会が増えた方も多いと思います。オンライン商談でプレゼンを行う際には、対面できる訪問営業のときとは違ったコツが必要になります。この記事ではオンライン商談のプレゼンで遭遇しがちな課題とその対処方法について紹介します。
オンライン商談を前提にしていない資料を使うと、お客様の環境次第では文字が見えないほど小さく表示されたり、短い時間で簡潔に説明することが難しいなどの問題が発生することがあります。可能であれば最初からオンライン商談を前提にした資料を作成し、商談の成約率向上を目指しましょう。
対面であればノートPCの画面を見せられる場面ですが、オンライン商談の場合は画面共有でデモを見せる機会も多いです。
こちらが共有している画面では十分な大きさでも、お客様はとても小さい画面で見ている可能性もあります。小さい画面でも言いたいことが伝わるように小さい文字の使用は極力控えた方が安全です。例えば「一番小さい文字でも20pt」と決めておくことで、資料の作成もスムーズになります。
お客様との会話をする際、資料のどの部分について話しているか食い違うことを防ぐため、できるだけ口頭で案内しやすい資料にしておくと便利です。
スライド番号を振っておくことは勿論、製品の特徴を列挙する場合も、「特徴1」「特徴2」といったように、簡潔に指し示せる見出しをつけておくことで、短い時間でコミュニケーションが可能になります。
オンライン商談は通常の商談よりも集中が途切れやすいという調査結果があります。商談中に別の仕事をする”内職”をしたことがある方も多いのではないでしょうか?
アニメーション機能を使うことで、今何の話をしているかが明確になり、今話していない部分に集中力が分散することを防げます。
画面全体を共有すると、製品が表示する文字などは潰れてしまって見えにくい場合があります。小さいウィンドウで製品デモを行い、その画面を共有すると見やすいサイズでお客様にお見せすることができます。
またブラウザの表示倍率を変更することなども有効です。普段使うブラウザのショートカットを覚えておくことで、お客様の反応に合わせて表示を変えることができます。
マウスカーソルの大きさを変えたり、エフェクトをつける強調ツールを使うことも有効です。マウスカーソルは画面共有時にも見やすい大きさとはいえませんが、強調ツールを使うことで適した大きさにすることができます。またツールによっては画面の一部虫眼鏡のように拡大表示する機能もありますので、うまく使うことでより効果的なデモができるようになります。
Windowsの場合、Microsoft公式のPowerToysを使うことでマウスカーソルの強調ができます。
Macの場合、一時的に大きさを変更するだけであれば、カーソルで円を描くようにグルグル動かすだけでサイズを多くすることができます。
この記事ではオンライン商談時のプレゼンテーションで知っておくと役立つコツについて紹介しました。
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