【2025年3月】Shopifyで誕生月の顧客セグメントをつくる方法

【2025年3月】Shopifyで誕生月の顧客セグメントをつくる方法

はじめに

ECサイトでは誕生日クーポン、誕生月クーポンといったものをよく目にします。誕生日関連のメールは開封率も高く、購買意欲も高くなることが予想できることから、できれば積極的に活用したいものです。

この記事ではShopifyの顧客メタフィールドに格納された誕生日情報を元に、顧客セグメントをつくる方法を紹介します。顧客セグメントを作っておくことで、Shopify Flowでのお誕生日メールやお誕生月クーポン発行などの自動化がとても簡単になります。

誕生月の顧客セグメントを作る方法

顧客メタフィールドにDate型の誕生日情報がある場合は、下記のクエリで1月誕生日の顧客セグメントを作成することができます。

anniversary ('metafields.custom.birthday') BETWEEN 2000-01-01 AND 2000-01-31

customはネームスペース、birthdayはキーを表しています。年が2000年になっていることを不思議に思うかもしれません。anniversaryは記念日を取得するためのフィルターであるため、年部分は無視して処理されるため、この部分は有効な値であれば何であっても問題ありません。

同じように2月、3月と作成していくことで、各誕生日の顧客セグメントを作成することができます。

顧客メタフィールドに誕生日を追加する方法としては下記のブログ記事もご参照ください。

誕生日の顧客メタフィールドを作成する方法

もしも現在誕生日の情報を収集していない場合、顧客メタフィールドに追加して、お客様アカウントに紐づけてから前述処理を行うことになります。Liquidによるカスタマイズをすることもできますが、この記事ではお手軽にShopifyアプリを導入して誕生日メタフィールを作成することをオススメします。

従来のお客様アカウントの場合

メールアドレスとパスワードでストアにログインを行う従来のお客様アカウントの場合、Helium Customer Fieldsを使うことをオススメします。このアプリはマイページを拡張するフォームを作成・設置することで、お客様情報集の収集と、お客様自身の手による管理を実現するものです。

新しいお客様アカウントの場合

メールアドレスと6桁のパスコードだけでログインができる「新しいお客様アカウント」を利用している場合、MFアカウントを利用することをオススメします。このアプリは新しいお客様アカウントにプロフィールページ拡張のために開発された日本産のアプリです。お客様が編集できる入力欄をプロフィールページに追加することができます。

おわりに

この記事では顧客メタフィールドに格納された生年月日/誕生日の情報を使って、誕生月の顧客セグメントを作成する方法を紹介しました。また誕生日メタフィールドを収集するために便利なShopifyアプリのご紹介も行いました。

セグメント作成自体はたった1行で実現できる施策ですのでぜひご活用ください。今後のストア運営の参考になれば幸いです。